こんにちは。

農業を営む個人事業者は、
12月31日おいて収穫済みでまだ販売していない農産物については
棚卸をして資産に計上し、かつ、収入金額に算入します。
この時の農産物の評価は、収穫時における生産者販売価額です。

収入金額に算入するとはどういうことかというと、
例えば、収穫済みで販売していない農産物が100円あったとします。
売上高が2,000円の場合
2,100円(=2,000円+100円)が収入金額となる、ということです。

「販売していない100円も収入金額になるの??」
と思われた方、
一般的な商品の売買で考えてみましょう。
では、例えば雑貨屋さんの期末在庫が100円だったとします。
売上高が2,000円の場合、
売上総利益=2,000円▲(期首棚卸高+当期仕入高▲100円)
     =2,000円▲期首棚卸高▲当期仕入高+100円

つまり、商品の売買においても、
売上総利益を計算する際に、
期末在庫を足し算しているのです。
結果的に同じ計算をやっていることになります。

参考:
【所得税法】
(農産物の収穫の場合の総収入金額算入)
第四十一条 農業を営む居住者が農産物(米、麦その他政令で定めるものに限る。)を収穫した場合には、その収穫した時における当該農産物の価額(以下この条において「収穫価額」という。)に相当する金額は、その者のその収穫の日の属する年分の事業所得の金額の計算上、総収入金額に算入する。
2 前項の農産物は、同項に規定する時にその収穫価額をもつて取得したものとみなす。

【所得税法基本通達】
(農産物の収穫価額)
41-1 法第41条に規定する農産物の収穫価額は、当該農産物の収穫時における生産者販売価額により計算する。