こんにちは。

役員給与の1つである「事前確定届出給与」について
考えてみましょう。

届出期限までに届出書を提出しました。
記載した金額は100万円。

実際支給した金額
ケース1) 30万円
ケース2) 100万円
ケース3) 150万円

さて、それぞれのケースで損金不算入となる金額(法人税法上、経費とされない金額)は
いくらでしょう??

ケース1) 30万円
ケース2) 0円(=全額損金になる)
ケース3) 150万円

ケース1について、
30万円は100万円以下だからO.K?
→ダメです。

ケース3について、
100万円を超える50万円だけ損金不算入?
→150万円全額損金不算入です。

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ここからは、興味のある方だけお読みください。

なぜなら、理由は以下のとおりです。
1.「事前確定届出給与」とは、事前に届けた金額を支給するもの。
∴ケース1)の30万円、及びケース3)の150万円は事前確定届出給与に該当しない

2.法人税法上、「定期同額給与」「事前確定届出給与」「利益連動給与」以外は損金不算入。
∴事前確定給与(及び「定期同額給与」「利益連動給与」)に該当しないため、損金不算入

 

法人税法基本通達もご参照ください。

(事前確定届出給与の意義)
9-2-14 法第34条第1項第2号《事前確定届出給与》に規定する給与は、所定の時期に確定額を支給する旨の定めに基づいて支給される給与をいうのであるから、同号の規定に基づき納税地の所轄税務署長へ届け出た支給額と実際の支給額が異なる場合にはこれに該当しないこととなり、原則として、その支給額の全額が損金不算入となることに留意する。