こんにちは。

法人税を計算する場合、一年ごとに区切って計算します。
ただし、赤字(≒欠損金)が発生した場合は、次のことが出来ます。

前期の黒字から差引く
→前期に納めた法人税が返ってきます。
翌期以降の黒字から差引く
→翌期以降納める法人税が少なくなります。

(例)
1期:+100万円
2期:+200万円
3期:−300万円
4期:+20万円
5期:+30万円

現在、3期目としましょう。
赤字300万円は、前期の黒字から差引くのもO.K.
翌期以降の黒字から差引くのもO.K.
どちらでも構いません。

もし前期の黒字200万円から差引くとしたら、
200万円300万円
と、黒字の200万円より赤字の300万円の方が大きいので、
前期納めた法人税の全額が返ってきます。

この場合、赤字300万円のうち、
黒字から差引いたのは200万円です。
となると、
残りの赤字100万円(=200万円−300万円
このまま使えないのはもったいないですよね?

大丈夫です、
4期目、5期目〜の黒字から差引くことができます。
ただし、前々期である1期目の黒字から差引くことはできません。

赤字が出た場合、過去に戻れるのは前期のみ。
未来へは、9年間持ち越すことができます。

※この適用を受けるためには、
青色申告書を期限内に提出するなど一定の要件があります。
※この記事の内容は、解散等の場合や、中小法人でない法人を除きます。

 

参考;
No.5763 欠損金の繰戻しによる還付
No.5762 青色申告書を提出した事業年度の欠損金の繰越控除