こんにちは。

最近の私の課題は「預り金」です。

例えばネットショップで、
1,000円の商品を販売しました。
お客様から、送料200円と合わせて1,200円いただきました。

この場合、売上金額は次のどちらにしますか?
①1,000円
②1,200円

実は、どちらでも構いません。
法人税、所得税については、①②のどちらで計算しても同じ金額になります。

変わるのは、消費税です。
どこが変わるかというと
1)消費税を納める義務があるかどうかの判定
2)簡易課税を選択している場合の消費税を納める金額
などです。

1)について
消費税は、2期前または前期上半期の売上が1千万円を超えると
消費税を納めなくてはなりません。(※)

例えば10,000個売れたとしましょう。
①:1,000円×10,000個=1千万円
②:1,200円×10,000個=1千2百万円

①:消費税を納める必要なし
②:消費税を納める必要あり

となります。

 

2)について
例えば、20,000個売れたとしましょう。
この時の消費税は

①:約30万円
②:約36万円

となります。

 

「えーっ??それなら、①にしたい!!」と思いますよね。
ただ、②にした場合、経理処理がメンドウになるのです。
まずは1,000円は商品代、200円は送料と明確にした上でお客様から代金をいただき、
仕訳も区別する必要があります。
ここまでは請求書と会計ソフトが連動している場合などは、
あまり深く考えなくても出来ることです。
ところが、200円の送料を支払った時がメンドウなんですよね。
1回ぐらいなら「この200円はAさんからのご注文分ね」と分かります。
でも「5,000円以上お買い上げの場合は送料無料」、
そして、運送会社さんに配送料を月ごとまとめてお支払いする場合、
「この200円はAさんからのご注文分だから”預り金”
こちらの500円はBさんからのご注文分で送料無料対象だから”荷造運賃”」
と1つずつ確認する必要が出てくるのです。
これを何とか出来ないかしら・・・と思っているのですが、
良いアイデアが浮かばず。。。

昨日も預り金のことが話題に出ていたので、
困っている方は多いでしょう。
どなたか「こんな方法、便利ですよ!」というのがありましたら
教えてください!

 

※前期の上半期による判定は、売上に代えて給与支払額の合計によることも出来ます。
No.6501 納税義務の免除

その他参考;
消費税法基本通達(別途収受する配送料等)
10-1-16 事業者が、課税資産の譲渡等に係る相手先から、他の者に委託する配送等に係る料金を課税資産の譲渡の対価の額と明確に区分して収受し、当該料金を預り金又は仮受金等として処理している場合の、当該料金は、当該事業者における課税資産の譲渡等の対価の額に含めないものとして差し支えない。